ここまで書いてきて、言語のことに触れていなかったが、キューバの公用語はスペイン語であるため、ある程度は学んでいったほうがいい(筆者の場合は断酒中のため、真っ先に「ノンアルコール」という言葉を調べた。いろいろな言い方があるが、どこでも「Sin alcohol」で通じた)。と言っても、ホテルでは英語が通じる場合が多いし、簡単な英語ならば話せる人もいる。

異国の地で、日本を改めて見つめ直す

本連載の著者・宮崎智之さんの最新作『モヤモヤするあの人―常識と非常識のあいだ―』(幻冬舎文庫)が好評発売中です

 短期間だが、キューバのハバナに滞在した印象としては、比較的治安も良く(もちろん、日本国内を旅行するときも同様だが、油断しすぎるのは禁物だ)、人も穏やかで、特に音楽とお酒と葉巻が好きな人にとっては、最高の観光地だということである

 しかし、どうしても見たかったライブをアテンドしてくれた現地在住の日本人(若い男性)に話を聞くと、「いい国だと思うけど、見えないストレスで髪が薄くなりました」と苦笑いしていた。観光で訪れるのと、現地に住むのとでは印象が違うのだろうとも思った。文化が異なる国で暮らすことは、どこであっても一筋縄ではいかない。

 今年のゴールデンウィークは最大10連休だ。大型連休を使って文化の違う異国の地を訪れ、改めて日本の常識を見つめ直してみるのもいいだろう。

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(フリーライター 宮崎智之)