テレビを選ぶ女性Photo:PIXTA

 筆者は昨年65インチの4Kテレビを買ったばかりだ。極めて美しい画質、黒色が深く、ダイナミックで真に迫った色彩に目を奪われる。ネットフリックスやアマゾン・ドット・コムの「プライムビデオ」、アップルの「iTunes(アイチューンズ)」が提供する超高解像度(UHD)の4K作品のラインアップを、筆者もついに全て視聴できるようになった。

 筆者は友人に自然ドキュメンタリー「プラネット・アースII」を超高解像度で視聴する楽しみを熱く語り、悦に入っていた。すると彼女の顔に奇妙な笑みが浮かんだ。「だけど今は8Kテレビもあるよね?」と友人は口を挟んだ。「はるかに画質が美しいのでは? それを待つほうが賢明ではない?」

 的を射た質問に、筆者は打ちのめされた。

 テレビ技術は衝撃的なペースで進歩している。2000年代初めに普及した2Kのフルハイビジョン(フルHD)対応テレビは、ネットフリックスが2014年に人気オリジナルドラマの4K配信を始めて以降、失速した。IHSマークイットによると、2015年に4Kテレビを所有していたのは世界中で2800万世帯だが、2020年には3億3500万世帯に達する見込み。

 だが8K革命がすぐそこに迫っている。もしあなたが今後10年間使える大型テレビを検討しているなら、こんな疑問に直面するだろう。4Kで十分満足できるのか、散財しても8Kを買う価値があるのか、あるいは今のテレビでもう1年我慢して様子を見るべきか。