米政府は来週初めに、スティーブン・ムニューシン財務長官とロバート・ライトハイザー通商代表部(USTR)代表を北京に派遣する。政府高官が5日に明らかにした。米中両国は3月1日を期限に設定し貿易協議を継続している。同高官はさらに、ドナルド・トランプ大統領は習近平国家主席との米中首脳会談について、まだ確約はしていないと述べた。トランプ氏は1月31日に中国の劉鶴副首相と大統領執務室で会談した際、「習主席と1度か2度は会うだろう」と語っていた。米中首脳が顔を合わせることが決まれば、貿易協議が最終局面に達したことを意味すると専門家らは述べている。同高官はこの点に関し、交渉が停滞しているのではなく、合意までにはまだやらなければいけないことが多く残っているだけだと述べた。先週の協議については「いい雰囲気だった」という。