「受診状況等証明書」で
初診日を証明してもらう

 初診日の特定には、医療機関に保管されているカルテによる証明が必要になる。

 はじめて受診した医療機関と、現在、治療を受けている医療機関が同じだったり、ずっと同じ医療機関で治療を受けたりしている場合は、その医療機関にあるカルテで確認できるので初診日も確定もしやすい。医師には、カルテで初診日を確認してもらって、診断書に記載してもらえばよい。

 だが、転院しているケースは、最初に受診した医療機関のカルテで初診日を証明してもらう必要が出てくる。

 たとえば、なんとなく調子が悪くて受診したAクリニックでがんが疑われ、B病院を紹介されて手術や抗がん剤治療を受け、B病院の主治医に診断書を書いてもらう場合は、Aクリニックのカルテから初診日を確定する。

 このように、初診を受けた医療機関と、診断書を書いてもらう医療機関が異なる場合は、初診日のあるAクリニックにカルテで、(IV)の「受診状況等証明書」を書いてもらう必要がある(証明書の作成には1通あたり3000~1万円程度の手数料がかかる)。

 受診状況等証明書は、障害年金の請求時に添付する書類だが、これを見れば初診日が分かって、主治医も診断書を書きやすくなる。診断書を依頼するときにコピーを渡すようにしたい。

 はじめて受診した医療機関がすでに廃院になっていたり、なんらかの理由でカルテが残っていなかったりすることもある。その場合は、年金の請求時に受診状況等証明書を作れない旨の申立書を添付し、2番目、3番目にかかった医療機関で証明書をとったり、当時の診察券や領収書などを添付したりして、初診日を証明するようにする。