アンジャリ・スード氏(35)は、動画サイト「Vimeo(ビメオ)」がネットフリックスのライバルを目指す企業から独自のオンライン動画コンテンツの制作・公開を支援するテクノロジー企業へと変化する過程を指揮した。抜本的なシフトは、最高経営責任者(CEO)に就任する前から推し進めていた。スード氏は2014年、ビメオのマーケティングを率いるためにアマゾン・ドット・コムから移籍。やがて同社をオンライン動画プラットフォームから動画制作者にとっての「よろず屋」へと路線変更することに可能性を見いだした。同氏の直感は、ビメオやマッチ・グループなどのインターネット企業を傘下に収めるIAC/インタラクティブのバリー・ディラー会長の信頼を獲得。制作者支援事業のトップとしての功績が認められ、CEOに指名された。