【ロンドン】欧州の航空・防衛大手エアバスは14日、超大型旅客機「A380」の生産を2021年に終了すると発表した。同機の最大の顧客である、アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空が発注を減らし、より小型の長距離旅客機にシフトしたためとしている。  エミレーツ航空は「A380」の発注を39機削減し、代わりに「A330ネオ」40機と「A350」30機を購入する。  エアバスのトム・エンダース最高経営責任者(CEO)は、エミレーツ航空の今回の決定で「A380」の十分な受注残を確保できなくなり、生産を続ける理由がなくなったと述べた。