仏高級品ブランドグループのケリングは、ビューティー事業を化粧品大手ロレアルに売却する協議を行っている。事情に詳しい複数の関係者によると、取引規模は約40億ドル(約6000億円)だという。関係者らによると、この取引は早ければ来週にも発表される可能性がある。ケリングでは数週間前、ルカ・デメオ氏が新たに最高経営責任者(CEO)に就任していた。幅広いビューティー製品を展開するロレアルは、ケリングの事業を買収することで、フレグランスブランド「クリード」を傘下に加えることになる。また、同関係者らによると、ロレアルはこの取引で、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、マックイーンなどケリングのファッションブランドを軸とした新たな製品を開発する機会を得ることになる。
グッチ親会社、ビューティー事業売却でロレアルと協議中
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