全米各地で18日、トランプ政権に抗議する「ノー・キングス(王様はいらない)」デモが行われた。都市の中心部や公園に何十万もの人たちが詰めかけた。主催者らによると、首都ワシントンでは20万人以上のデモ参加者が集まった。シカゴのグラントパークとボストンコモンにはさらに数万人が詰めかけた。ニューヨーク市警察によると、市全体で10万人以上がデモを行い、午後の時点で「抗議関連の逮捕者はゼロ」だった。多くの参加者が風変わりなコスチューム(恐竜の着ぐるみやぼろぼろの自由の女神の衣装、植民地時代のかつら)を身に着け、祭りのような雰囲気をつくり出したが、一部地域では交通渋滞を引き起こし、店舗前をふさいだ。MoveOnなど著名なリベラル団体を含む主催者らは、全国で2500以上の集会やイベントが開催され、参加者数は6月の「王様はいらない」デモの初日に参加した推定500万人を上回る見通しだとしている。18日の抗議活動は、政府機関の閉鎖や移民・税関捜査局(ICE)の作戦拡大、都市への連邦軍派遣を巡る議論の中で展開された。