現代人を苦しめる副腎疲労
回復は正しい食事から

 アスリート同様に長い目で見れば、疲れからリカバリーできる人とできない人のパフォーマンスに差が出るのは当然といえるだろう。目指すべきは疲れても、すぐにリカバリーできるビジネスパーソンというわけだ。

 では、具体的に、どのようなことをすればリカバリーできるのか。特に現代人の疲労には、「副腎疲労」が、大きく影響しているのではないかと竹下氏は指摘する。

「副腎とは左右の腎臓の上部にある器官のこと。この副腎皮質はストレスを感じた際に抵抗力を上げるためにコルチゾールを分泌します。しかし、ストレスを感じる状態があまりにも長く続くと、副腎は絶えず活動するために疲労し、しまいにはコルチゾールを分泌できなくなる。この状態が副腎疲労となるわけです」

 この、副腎疲労によって起こる症状は、糖尿病、心臓病や高血圧、アレルギー悪化やがん、老化、肥満など現代人が陥りやすいさまざまな病気と密接に関わっているという。

「例えば、目覚めても疲れが取れていない、イライラしたり気持ちが落ち込んだりしやすい、集中力や記憶力の低下、カフェインの入った飲み物やチョコレートを口にしないとやる気が出ない、なんとなくダルい、などの症状が続いている人は副腎疲労の可能性があります」

 竹下氏の提唱するリカバリー術は、この副腎疲労を起こさないようにするための手法。私たちは普段の食生活によって、知らず知らずのうちに副腎疲労を招きやすいものを摂取し、疲れから回復しにくい体をつくっているという。

「弱った副腎を回復させるためには、まず副腎を疲れさせる食材をできるだけとらないことです。副腎を疲れさせる食材とは、小麦などのグルテン製品、乳製品などのカゼイン食品、砂糖、カフェイン、さらにコンビニ食などに含まれる食品添加物です」

 現代人の食事に溢れている食材ばかりだが、これらを避け、体にとって良いものを取り入れるだけで、副腎は元気になるようだ。