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中小企業の経営者が当たり前と思う技術・人材・顧客……。それは“お宝”かもしれない。買い手企業は“お買い得商品”を買いあさり、さらなるお宝発掘へと躍起になっている。*本記事は『週刊ダイヤモンド』2018年1月27日号『大量引退時代の最終決断 廃業or承継』を再構成したものです。

 とうとう、中小企業を“買う”ことだけを目的とした企業が誕生した。2008年のことだ。その名も、ヨシムラ・フード・ホールディングス(YFHD)。設立以来、一貫して対象を中小企業に絞った買収を繰り返してきた。

 08年12月に、手始めに中小食品会社2社を買収。その後も買収意欲は衰えず、今やグループ会社数は13社に上る。

 YFHDの業績は右肩上がりだ。売上高は、決算開示を始めた14年2月期の105.9億円から17年2月期の162.4億円へ急成長を遂げた。