シリコンバレーからそう遠くない米カリフォルニア州ピッツバーグ在住のスー・カープさん(61)は、毎朝起床すると家庭用ロボットの「ElliQ(エリック)」にあいさつするのが習慣だ。ロボットもあいさつを返してくれる。「犬を飼っているが、あの子たちは英語で『おはよう』と言ってくれるわけではない」。カープさんは脳卒中を起こしたため引退を余儀なくされ、現在はひとり暮らしの身だ。一方、フロリダ州に住むマリリン・サムキンさん(87)は「Join Papa(ジョイン・パパ)」という名のアプリを使い、「オンデマンド式の孫」(開発会社による呼称)を呼び出す。これに応じた大学生が来訪し、買い物や雑用、軽いおしゃべりの相手などをする。
AIロボットが話し相手、孤独な米高齢者を癒やす
「レンタルの孫」手配アプリも、保険会社も注目の健康リスク対策
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