サウジアラビア当局は米国などからの外国人観光客に対する査証(ビザ)規制について、年内に緩和する方向で検討している。検討に参画している複数の関係者が明らかにした。観光促進で国内経済の脱石油依存を後押しする狙いだ。関係者によるとサウジ当局は年内に、米国市民と大半の欧州市民に加え、日本、中国からの観光目的の渡航者にビザなしの入国もしくは到着時のビザ発給を認める計画だ。こうした取り組みを通して、近隣アラブ諸国で人気観光地となっているドバイなどに引けを取らない旅行先として簡便性を改善する。規制緩和が実現すれば、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が主導する経済開放の前進となる。関係者によると、ムハンマド皇太子は既に取り組みを承認している。
サウジ、外国人観光客のビザなし入国許可を計画=関係者
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