米経済は2025年の貿易・移民政策による衝撃を乗り越えて力強い成長を続けている。景気減速や景気後退さえも予想する広範な見方を覆し、他の先進諸国を上回っている。大きな理由の一つは、経済に対する悲観的な見通し、高い物価への根強い怒り、さらには雇用市場の減速にもかかわらず、米国人が支出を続けていることだ。人工知能(AI)競争に必要なデータセンターやその他のインフラへの巨額の設備投資も、経済成長を説明する要因になっている。RSMのエコノミストは23日の7-9月期国内総生産(GDP)発表後、AI投資と家計の消費、特に高所得層の米国人による消費が、7-9月期の成長の約70%を占めたと指摘した。