米下院民主党がドナルド・トランプ米大統領による司法妨害や権力乱用、汚職の可能性について調査を進めていることに対し、トランプ氏は5日、「証拠あさり」をしていると非難した。下院司法委員会は4日、80超の個人・団体に対し、記録文書を提出するよう求めた。対象はホワイトハウスの元職員、トランプ氏の息子を含む同氏の不動産企業の幹部、政権移行チームで働いた関係者など。また下院情報委員会、外交委員会、監視委員会はミック・マルバニー大統領首席補佐官代行とマイク・ポンペオ国務長官に宛てた書簡で、トランプ氏とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が行った首脳会談や電話会談の内容を調査していると伝えた。ロバート・モラー特別検察官は、トランプ氏の関係者らがロシアと共謀して2016年の米大統領選に介入した疑惑を捜査している。トランプ氏とロシア政府は共に共謀疑惑を否定している。