【フランクフルト】欧州中央銀行(ECB)が7日、金融政策を大きく転換させた。2兆6000億ユーロ(約325兆円)規模の債券購入プログラムの終了から3カ月足らずで、新たな景気支援策を発表した。足元の世界的な景気鈍化に応じ、先進国の中銀が政策緩和に動いたのは初めて。  ECBはこの日、政策金利を少なくとも今年末まで現行水準に据え置く意向を示した。これまでに示唆していたより数カ月長い金利据え置きを想定していることになる。金融機関への新たな低利融資策も発表した。第1弾は9月で、それぞれ満期2年とする。