ドナルド・トランプ米大統領は8日、個人弁護士を務めていたマイケル・コーエン被告から大統領恩赦を直接求められたが拒否したと述べ、コーエン被告が議会委員会で虚偽の証言をした可能性を示唆した。トランプ氏はツイッターで、コーエン被告を「悪い弁護士で詐欺師」だと批判。「彼は私に直接、恩赦を求めた。私はNOと返した。彼はまたしてもうそをついた!」と続けた。コーエン被告は先週の下院監視・政府改革委員会での証言で「トランプ氏に恩赦を求めたことは一度もないし、(恩赦の申し出があっても)受け入れないだろう」と述べた。コーエン被告の弁護士、ラニー・デービス氏が6日に明らかにしたところでは、被告は昨春、トランプ氏の弁護団に恩赦の可能性を探るよう自らの担当弁護士に指示していた。協議を知る複数の関係者によると、トランプ弁護団は当時、恩赦の考えはないと退けた。だがトランプ弁護団のうち少なくともルディ・ジュリアーニ氏は、トランプ氏が将来的に恩赦を与える可能性を排除しなかったという。
トランプ氏、コーエン被告が恩赦「直接求めた」が拒否
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