「もうマンションを買ってもいいかな。でも損はしたくないし、ローンも怖い」。
そんなあなたが買うべきは、「60m²前後」×「駅徒歩7分以内」×「2001年以降完成」のマンションしかありません。

本連載の書き手は、「不動産ひと筋30年! 12000人と面談し、成約件数は6000件以上」という圧倒的なキャリアを持つ後藤一仁氏。不動産仲介会社の“現役”社長です。「不動産を通じて、1人でも多くの人に幸せになってほしい」という願いが込められた『マンションを買うなら60m²にしなさい』の著者でもあります。「損をしない、戦略的なマンション選び」を語ってもらいます。

「街の治安」や「小学校の情報」の調べ方

 知っている街であれば、治安がよいのか悪いのかは見当がつくでしょう。しかしまったく知らない街ではそうはいきません。

 事件・事故に遭ってはたまりませんし、小さなお子様を持つご家庭の方は心配でしょう。学級崩壊とまではいかなくても、お子様が小学校でうまくいかず、転校することになり売却という例もしばしばあります。

 治安情報は、インターネットでもある程度の情報は収集できますが、限界があります。ではどうするか。

 まずはマンションから。購入検討者であることを管理人に伝え、事件・事故はなかったか、問題のある住民はいないか、周辺の治安はどうかなどを聞いてみましょう。加えて、その街で長く営業していそうなお店に行き、買物や飲食のついでに聞くのも効果的です。

 また、駅前などの交番の警察官に「この街に引っ越してこようと思っているのですが、治安はどうでしょうか?」とストレートに聞きましょう。皆さんが思う以上に、「最近このような事件があった」「ここはこのような事件が多い」など、親切に教えてくれる警察官が多いです。

 さらに、購入した場合に入学する可能性がある学区の公立小学校などにも、「今、貴校の学区への引っ越しを検討していまして、クラス数や学校の状況などをお教えいただきたいのですが、こちらのお電話でよろしいでしょうか?」などと相談してみましょう。

 すると、「少々お待ちください、今、教頭に替わります」など、そういった質問に答えてくれる担当の方につないでくれ、質問内容に答えてくれることが多いです。

 また、区役所や市役所も聞きたいことを聞けばいろいろ教えてくれます。

 面倒がらず、そして仲介会社任せにせず、行政サービスはどんどん利用すべきです。

 ただ、聞きたいことをキチンと明確に整理してから聞きましょう。彼らは聞かれていないことまで勝手に話すことはあまりありません。