ニューギニアの奥地では、今なお精霊の存在を信じる人々が暮らしています。嫁を寝取られた、喧嘩で殴られた、鶏を盗まれた…トラブルの本質は文明社会に住む我々と大差ない。しかし、法律や警察がほとんど機能しないニューギニアのジャングル奥地では、トラブル解決で活躍するのは「黒魔術」や「精霊」である

電気やガス、水道はもちろん通貨さえないニューギニアのジャングル奥地に住む人々。法律や警察も正確に機能していない環境の中で、彼らは人間関係などのトラブルをいかにして解決しているのか?原始の知恵を持つ彼らの対処方法をご紹介する。(古武術パフォーマー KARAS<カラス>)

警察も法律も機能しない
ジャングル奥地の「トラブル解決法」

魔力を持つとされる仮面。いまだに精霊や妖怪、呪いの存在が信じられている

 世界最後の秘境の地といわれるニューギニア。山賊やマラリアの危険をかいくぐってたどり着いたジャングルの奥地では、いまだ黒魔術が生活の中に存在していた。高度に文明化された日本人から見れば野蛮なイメージがある黒魔術。だがそこには私たちが学ぶべき究極のトラブル対処法があった。



 ジャングル奥地で自然と共に暮らす人々にも、高度文明に暮らす私たちと同じように人間関係などのトラブルはある。嫁を寝取られたとか喧嘩でやられたとか鶏を盗まれたとか…。トラブルの本質は、文明化社会に暮らすわれわれと、さほど変わらない。

 しかし、彼らの社会では、法律や警察はほとんど機能していない。彼らはトラブルをいかにして解決するのか。

 原始生活に近い彼らが頼りにするのは、なんと黒魔術師。にっくき相手に呪いをかけてもらうのだ。

 情報が少ない彼らの社会のなかでは、いまだに精霊や妖怪や呪いが信じられている。そして、そんな住民の心理を巧みに操り、トラブルを見事に解決してしまう黒魔術が実在しているのだ。