では、ウィリアム・リック・シンガー被告が顧客から数十万ドルを受け取り、その子供たちを入学させるために違法な手段を使ったとして起訴された。一方、同様の金額を顧客に請求するものの、完全に合法的なビジネスモデルを展開する大学カウンセラーもいる。名門大学に合格する確率を高めるとうたうカウンセラーたちは、1時間当たり1000ドル(約11万円)もの料金を受け取る。まるで超一流の法律事務所だ。ニューヨーク市を拠点とする大学コンサルタントのハフィーズ・ラハニ氏は「5年前には、私の料金は1時間当たり410ドルで、予約はいっぱいだった。その後550ドルに引き上げ、次に690ドル、去年は1000ドルに値上げした。料金は需要を反映している」と述べた。