不動産投資で破滅手取り年収1600円、不動産4億円でも早期リタイヤが難しい50代夫婦の事情とは? Photo:PIXTA

不動産4億円、貯金は730万円
52歳夫の仕事は1~2年でなくなる

 今回寄せられたのは、余剰資金を積極的に株式や不動産に投資しているAさんからのご相談です。

【相談内容】
<相談者の家族構成と年齢>
Aさん(ご本人・妻) 51歳
夫 52歳
長女 22歳、大学院生(来年博士課程進学を希望)
二女 18歳、大学生(卒業後の希望は未定)

<世帯収入(年額、手取り)>
夫 約1600万円
Aさん 約150万円

<奨学金(年額)>
長女 110万円
二女 185万円
(授業料年額:長女55万円、二女130万円)

<月間支出>
74万円

<貯蓄>
730万円

<投資額>
株(投資信託含む) 4100万円
不動産 3億9000万円(うち銀行借入2億3000万円)

<具体的なお悩み>
 現在は恵まれた状況で、キャッシュフローの余剰を株や不動産に投資しています。ただ現在の夫の仕事はあと1~2年でなくなる可能性が高く、その時にリタイアできるか、あるいは全く新規の業種で仕事を探す必要があるのかが大きな疑問です。仮に仕事を見つけても年収は激減し、多くても数分の1になると予想されるので、長時間労働の割に生活への影響は少ないのであれば、その時間をほかのことに使いたいと思います。今は好きなだけお金を使っていますので、現在の月間支出の3分の1程度は遊びなどの無駄遣いだと思いますが、それもいい人生には必要な支出とも思っています。