米軍はシリアに1000人近い兵士を残留させる計画を準備している。政府当局者らが明らかにした。ドナルド・トランプ大統領は3カ月前にシリアからの全面撤退を命じたが、その方針は大きく後退し、残留する兵士の数はホワイトハウスの当初の予定を大きく上回ることになる。トランプ氏は米軍撤退に際してシリア北東部に安全地帯を設ける方針だが、米国はトルコや欧州の同盟国、米国が支援するクルド人勢力との間で合意に達することができていない。トルコ政府はシリア領内のクルド人戦闘員を越境攻撃する構えを見せているが、米政府はクルド人勢力と協力を続ける方針だと米当局者は述べた。米政府の案では、シリア北部から南部まで最大1000人の米兵が残留するという。