イスラエル軍は、パレスチナ自治区ガザの支配地域で武装勢力に向けて発砲したと明らかにした。イスラム組織ハマスとの薄氷の停戦合意を台無しにしかねない衝突が再び起きている。イスラエルは20日、停戦合意に基づいてイスラエル軍が撤退した境界線「イエローライン」を越えた人々に発砲したケースが2件あったと説明。人々がイスラエル軍に近づいてきたため、脅威を除去する措置を取ったと述べた。ハマスは今のところコメント要請に応じていない。ガザ地区では前日にも大規模な衝突が起き、イスラエルは武装勢力による一連の攻撃への対応として、ガザ全域で空爆を実施した。イスラエル軍によれば、ガザ南部でイスラエル兵2人が死亡、1人が重傷を負った。別の場所でも、イスラエル軍を標的とした攻撃が2件あったとした。
イスラエル軍とハマスの衝突続く 停戦合意維持に試練
米国が仲介した停戦合意の危うさが浮き彫りに
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