米飲料大手キューリグ・ドクターペッパーとベルギーのビール大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)は、コーヒーカプセル「Kカップ」をセットするキューリグのコーヒーマシンを利用して、家庭でのカクテル作りを自動化する構想を進めている。両社とも中核製品の売り上げが伸び悩む中、新たな成長分野を模索している。最近ミズーリ州セントルイスでドリンクマシン「ドリンクワークス」の試作品をテストし、年内に同州のほかフロリダ州とカリフォルニア州でも本格展開する予定だ。ABインベブは、「バドワイザー」や「バドライト」の売り上げ減少に対処しようと、成長のためにビール以外の製品に目を向けている。キューリグは、コーヒーマシンの成功を再現しようとしている。同社によるとこのコーヒーマシンは米国の家庭の22%で日常使われているが、2018年10-12月期(第4四半期)には販売台数が減少した。