【ブリュッセル】欧州連合(EU)は20日、米アルファベット傘下のグーグルが検索エンジン市場における圧倒的地位を乱用し、外部ウェブサイトに表示するテキスト広告市場から競合他社を締め出したとして、14億9000万ユーロ(約1900億円)の制裁金を科した。  EU競争法(独占禁止法)当局の欧州委員会は、同社を10年近くにわたり調査している。これまでのところグーグルを3つの案件で追及しているが、そのうち少なくとも1つが決着した形だ。  制裁金額は、EUが過去2回の判断でグーグルに科した67億6000万ユーロよりはるかに少ない。