また、日暮里から南下した「関東のお伊勢さま」、芝大神宮付近でも生姜は多く栽培されていました。

 毎年秋には「生姜祭り」が催され、現在も続いています。

 正式名は『神明祭』ですが、9月10日~21日と11日間も続くため、別名『だらだら祭り』。

新生姜佃煮
【材料】新生姜…200g/砂糖…大さじ3/醤油…大さじ6/酒…大さじ1/削りがつお…1つまみ
【作り方】 ①新生姜を薄くスライスし、鍋に入れて砂糖と醤油を加えて中火で混ぜながら煮る。②煮汁が半分ぐらいになったら酒を加えて中火で煮詰め、汁気がほとんどなくなったら削りがつおを加えて混ぜ合わせ、火を止める。

 芽生姜と、千木筥《ちぎばこ》と呼ばれる、経木でできた三段重ねの曲げ箱が名物です。

 千木筥の「千木」とは神社の屋根にある交差した板のことで、当初はその余り木で作られていました。

新生姜蜂蜜漬け
【材料】新生姜…1パック/蜂蜜…適量
【作り方】 ①新生姜は、茶色くなった部分があればスプーンで削り取り、薄切りにする。②保存用のビンに1を詰め、半分の高さまで蜂蜜を入れてフタをし、シャカシャカと振って冷蔵庫で保存する。※半日置くと新生姜の水分でヒタヒタになりますが、足りない場合は蜂蜜を足す。

「千木」は「千着」に通じ、箪笥に入れておくと衣装が増える=嫁に行きやすくなるという縁起物で、女性がこぞって買い求めました。

 鮮やかに藤の花が描かれた12cmほどの可愛らしい箱は、現代の女性にプレゼントしても、喜ばれるのではないでしょうか。