地方の郊外店での売り場面積は2000平方メートルと、ドラッグストアとしては比較的広い売り場面積をローコスト運営で回し、徹底した食品の安売りを展開してきた同社が、不動産コストの高い東京で、どういったスタイルの店舗を仕掛けるのか注目されている。

インバウンドを意識した
店舗スタイルも

 そんなコスモス薬品は、すでに都市型店舗を展開している。福岡・天神大丸前店をはじめとして大阪、広島など数店舗ある。

 この都市型店舗は“インバウンド”を意識した店舗スタイルになっており、都内の店舗も同様の戦略で臨むものと見られる。

 天神の店舗などは、一般用医薬品(大衆薬)などが相当な低価格で販売されている。このスタイルを都内店舗にも持ち込むのではないかというわけだ。

 マツキヨHDや、ドン・キホーテというすでにインバウンドの取り込み先行組がいる中で、都市型店舗の動向がコスモス薬品の成長を左右する“試金石”になるのは間違いないだろう。

 このように、一口でドラッグストアといっても、「化粧品志向」「食品安売り志向」「調剤型」などとグルーピングできてきた。

 しかし、ドラッグストア市場が低成長に転じる中で個性化、専門化は急務となっている。ドラッグストアが林立している地区も増え同質化も進んできた。今後はさらに専門性を強めていくのは確かだろう。