全国に10店舗展開する次世代ヘルスケアショップ「matsukiyo LAB」
全国に10店舗展開する次世代ヘルスケアショップ「matsukiyo LAB」

かつては女子高生の聖地といわれ、ロゴが入った黄色い手提げ袋を持っていることがステータスとされるほど人気があったドラッグストアのマツモトキヨシHD(以下:マツキヨ)が、2016年度、売上高でドラッグストア業界トップの座から転落した。ドラッグ業界の王者、マツキヨの進化は止まってしまったのか。

「美」と「健康」の分野で
1兆円企業を目指すマツキヨ

 ドラッグ業界では、マツキヨを始め、ウエルシア、ツルハホールディングス、サンドラッグ、コスモス薬品の大手5社がしのぎを削っている。マツキヨも、2018年3月期決算で5588億円と過去最高の売り上げを記録しているものの、M&Aによって規模の拡大に邁進しているウエルシアとツルハらに2016年度以降抜かれてしまい、以後追いついていない。

 しかしマツキヨは、こうした状況を意に介さない。

「われわれはM&Aで規模を拡大する他社を意識するのではなく、『美』と『健康』の事業分野で1兆円企業を目指します。1兆円のグループになると、小売業の中では10位以内に入りますので、結果的にドラッグストアで1位になれるのではないかと考えております」とマツキヨ広報室の担当者はコメントしている。