米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムは傘下の高級スーパーマーケット大手ホールフーズ・マーケットで今週、数百アイテムを値下げする計画だ。食品スーパーの競争が激化する中、高価格というイメージを覆す狙いがある。全米のホールフーズ店舗で3日、サラミソーセージからタラの切り身に至るまで、500点以上のさまざまな商品の販売価格が引き下げられる。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した資料で明らかになった。アマゾンは2017年、140億ドル(約1兆5600億円)弱でホールフーズを買収した。それ以降に実施してきた値下げの中でも、今回は特に幅広い商品が対象となる。アマゾンはネット販売で築いた低価格や利便性といった評判をホールフーズにも広げようと試みている。ホールフーズで買い物するには「ホール・ペイチェック(給料丸ごと)」をはたく必要があるという、一部顧客の持つ高額イメージを払しょくするためだ。