米著名投資家のカール・アイカーン氏は、米配車サービス大手リフトの株式約2.7%を先週の新規株式公開(IPO)の前に売却していた。複数の関係者が明らかにした。それによると、アイカーン・キャピタル・マネジメントの元マネジングディレクターで先月までリフト取締役を務めたジョナサン・クリストドロ氏がアイカーン氏とリフト株の買い手の橋渡し役をした。アイカーン氏の保有分は公開価格に基づくと約5億5000万ドル(約610億円)相当だった。買い手の素性は不明だ。このアイカーン氏の動きの正確な時期と動機は不明だ。ただ関係者によれば、アイカーン氏は多議決権株式を採用してリフトの2人の創業者に半分近い議決権を与える計画に不満を持っていたという。
アイカーン氏、リフト株をIPO前に売却
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