米株はこの20年で有数の力強い局面にあるが、予想される企業業績の後退はそうした上昇への脅威となっている。  1-3月期(第1四半期)の業績予想を下方修正した企業は数十社ある。大手ではドラッグストアチェーン最大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが先週、市場環境の厳しさを理由に通期予想を下方修正した。アップルやフェデックス、複合企業のスリーエム(3M)などに続いた形だ。  株価は今年、連邦準備制度理事会(FRB)の緩和姿勢を追い風に急回復してきたが、今週本格化する決算発表では利益の減少が予想されている。