最近の子供は恵まれている。筆者の子供時代(1990年代)はボール紙で遊んでも、大して面白くはなかった。ラップの芯をライトセーバーのように振り回したり、友達と交代で段ボール箱に入り、誰かが病院送りになるまで階段の上から滑り降りたりする程度だった。だが今の子供たち(あるいは少年や少女の心を持った大人たち)には、任天堂の「ニンテンドーラボ」シリーズの新作「ニンテンドーラボVRキット」(nintendo.comで80ドル、日本のニンテンドーストアでは7980円)がある。これを使えば、段ボールのパーツを組み立ててバズーカを作り、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」本体とコントローラーと組み合わせ、仮想世界でエイリアンを撃ち倒せる。