【トロント】カナダでは先進国初となる大麻合法化の実験がスタートしたが、出足は低調で、早くも息切れしている。  同国は6カ月前に娯楽目的のマリフアナの合法化に踏み切った。しかし売上高は期待した水準に届いていない。供給量不足やマリフアナを利用した製品が制限されていること、依然活況を呈する闇市場との競争などで販売は伸び悩んでいる。  カナダの最大都市トロントでは、これまでに娯楽目的の大麻の販売を始めた認可小売業者は2社にとどまる。アメリという名の小さな店舗では、トロントの生産会社セブン・オークスが製造したマリフアナ3.5グラムをおよそ40カナダドル(約3360円)で販売している。