【ワシントン】米ワシントンは目下、ロバート・モラー特別検察官によるロシア疑惑捜査の報告書公表を控え、色めきだっている。報告書の結果が大統領というドナルド・トランプ氏の地位にとって何を意味するのか、与野党双方がその政治的なメッセージを準備している。司法省当局者によると、バー氏は18日に報告書を公表する予定だ。  モラー氏が特別検察官に任命されてからおよそ2年。今回公表される報告書は、トランプ氏の大統領就任以降、最も重大な局面の一つであり、その余波は2020年の大統領選まで続く見通しだ。だが、これで政治的な対立が収束する公算は小さい。