【ワシントン】米政府は22日、イラン産原油の輸入を一部の国に認める特例措置を終了すると発表した。イラン制裁を続けるトランプ政権は、同国からの原油輸出をゼロにすることを狙っている。  米政府はこれまで8カ国・地域に対し、イランからの原油購入を180日間にわたり容認する措置を講じてきた。ただ、禁輸措置の適用除外は、イラン産原油の購入を削減し輸入をゼロに近づけることを前提としていた。適用除外更新の期限は5月2日。  ホワイトハウスは声明で、米国、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)は「世界の石油市場で供給が十分に確保されるよう全力を挙げる」と述べた。