米市場の「FANG」集団が再び勢力を増している。  大手資産運用会社は「FANG」銘柄(フェイスブック、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグルの親会社アルファベット)などハイテク株に再び買いを入れ始めた。金利の先安観や米経済の成長継続を背景に、強気市場でとりわけ高リターンの実績を持つ取引に投資家が戻っている。  FANGにアップルとマイクロソフトを加えた時価総額は、今年これまでに合計9162億ドル拡大した。2018年10-12月期には各社の時価総額合わせて9450億ドルが吹き飛んだが、それをほぼ埋め合わせた格好だ。