「プレゼン思考」で意思決定スピードを最速化する
こうした社員個々人の変化は、ひいては会社全体の改革につながっていくーー。
人事部の森川緑さんは、そう考えている。
「一般職にすれば、プレゼンしても上司が意思決定をなかなかしてくれないという不満があり、管理職にすれば、『何を意思決定してほしいのか?』と思うような資料が多いという不満を耳にすることがありますが、これは会社にとっては大きなロスです。意思決定に時間がかかるために、進めるべき仕事が進まないからです。
だからこそ、プレゼン研修には大きな意義があると考えています。現場からシンプルかつロジカルなプレゼン資料が提示され、それをもとに上層部が即座に意思決定できれば、会社全体の事業スピードが最速になるはずです。そのためにも、社内に『プレゼン思考』を浸透させる必要があると考えています」
「今、ここにとどまっていては、この先の100年はない」という共通認識の中、レジェンド企業が、静かに、大きく変わろうとしているーー。