個人間カーシェアリングを手掛ける米ゲットアラウンドは、同業の仏Drivy(ドライビー)を3億ドル(約335億円)で買収したと明らかにした。ゲットアラウンドにはソフトバンクグループも出資している。ゲットアラウンドとドライビーは、個人間のカーシェアを可能にするモバイルアプリを提供している。ドライビーは欧州で人気が高く、170都市で事業を展開。調査会社ピッチブック・データによると、2010年の創業時からこれまでに、キャセイ・イノベーションやNGPキャピタルのほかインデックス・ベンチャーズなどの欧州の投資家から約6000万ドルを調達した。ゲットアラウンドの広報担当者、ジョーン・ウィッカム氏によると、ゲットアラウンドの利用者は1時間単位や1日単位で車を借りることができ、保険とロードサービスも付けられる。両社いずれのサービスでも、利用者は車の所有者に会わずに車を受け取ることが可能だという。