ミャンマー軍によるイスラム系少数民族ロヒンギャ迫害を報じて拘束されていたロイター通信の記者2人が7日、大統領恩赦により釈放された。同国では恩赦により6000人以上の受刑者が釈放されている。2人の記者は2017年末、軍によるロヒンギャ虐殺を取材していた際、機密情報の取り扱いに関する法律に違反したとして逮捕された。拘束されていたワ・ロン記者とチョー・ソウ・ウー記者を含むロイターのチームは先月、ミャンマー軍による残忍な行為を報じた記事でピュリッツアー賞を与えられていた。ロイターのスティーブン・アドラー編集主幹は釈放を受け、「ミャンマー政府がわれわれの2人の勇敢な記者、ワ・ロンとチョー・ソウ・ウーを釈放したことを強く歓迎する」と声明で述べた。
ミャンマー政府がロイター記者を釈放、大統領恩赦
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