グーグルやフェイスブックをはじめとする米巨大IT(情報技術)企業は、中核分野以外の事業を伸ばす手段を長年模索してきたが、ここへ来て切迫感が一段と増している。フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は先週開かれた年次開発者会議で、フェイスブックに対する自らのビジョンについて詳しく説明した。同サイトの悪影響を巡り世間から厳しい批判を受けた同氏は3月、約24億人の月間利用者を抱える広告主導型のソーシャルメディアハブよりもプライベートなメッセージや少人数のグループに重点を置く方針を明らかにした。