米国人の気分は明らかに暗いが、株式市場は間違いなくそうではない。これは通常の姿とは異なる。歴史的に見れば、株価の上昇は消費者の幸福感と結びついており、その逆もまた然(しか)りだった。では、足元で一体何が起きているのだろうか。米国人の消費者心理は、ある種の節目を迎えた。5月22日、ミシガン大学が発表した消費者信頼感指数(確報値)は44.8となり、4月の49.8からさらに下落。70年余りに及ぶ調査史上、最低水準に落ち込んだ(4月の数値自体、それまでの過去最低記録だった)。消費者心理は今年初めの時点ですでに低迷していたが、2月末にイランとの戦争が始まりガソリン価格が急騰したことで、さらに急落した。今年以前の最低水準は、インフレが数十年ぶりの高水準で推移していた2022年6月だったが、今回の消費者信頼感指数はその水準をさらに10%下回っている。
米国人の気分は最悪、株式市場は絶好調 その理由は?
株価は1999年のように狂騒しているが、米国人がこれほど憂鬱になったのは70年ぶりのことだ
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