情報の可視化が進めば、「長年の経験と勘」に頼らざるを得なかった配車の効率を上げることができる。さらには年に1回の車検や3ヵ月に1回の法令点検など、クルマにかかる整備記録からクルマの故障時期を推測できるようにもなると期待を寄せる。

「最終的には“利益を出さないトラック”を見つけ出し、トラッカーズで売却できるところまでつなげる。経営者が意思決定するためのBIツールのようなものを構築していきたい」(朴氏)

代替わりする運送業界の20年、30年後を考える

 朴氏がリクルートから家業に戻ったように、物流会社はアナログ時代をけん引してきた先代から次世代の経営者へ代替わりする時期にある。

「40代前後の運送企業の社長たちは皆、今後20年、30年どうしていけばいいのか考えているところです。デジタルツールを導入したり、ドライバー確保のために競合を買収したりと、これまでのどんぶり勘定な経営から変革しようという思いを持っています。まだまだ課題が多い分、ポテンシャルもあるので、これから物流は大きく変わっていくんじゃないかなと思っています」

「6万2000社のうち85%が従業員30人以下という、超スーパーロングテールの運送業界。これら小規模企業に対して事業承継も含めたフォローしていくこと、今あるものを選ばざるを得ない情報弱者の選択肢を広げていくことが今後のAzoopのミッションだと思っています」(朴氏)