米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズと同業リフトの株式が上場された今、両社には数年にわたる急成長を達成しなければならないというプレッシャーがかかっている。両社はまず、ケンタッキー州レキシントンの牧師兼陶芸家カール・ワゴナーさんのようなドライバーを引き留める方法を考案しなければならないだろう。昨夏に臨時収入を得るためウーバーのドライバーになったワゴナーさんだったが、高い料金を支払う深夜の客を避けたこともあり、ガソリン代を差し引いた後の時給は予想を下回る約5ドルだった。「やる価値などなかった」。1カ月あまりでドライバーをやめたワゴナーさんは振り返る。ウーバーとリフトは自家用車の運転をやめて配車サービスに頼る人が増える未来を当て込んでいる。しかしその前に、両社は数百万人のドライバーを見つけて維持するという難しい課題をクリアする必要があるだろう。
ウーバーとリフトに控える共通の難題とは?
配車サービスのドライバーという職業は離職率が高いのが特徴だ
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