米中貿易摩擦の激化に伴い、米株式市場では小売株が打撃を受けている。今週にはメイシーズやウォルマートなどの決算が予定されており、今後を占う上で大きな試金石となる。  13日はS&P500種小売株指数が3.2%下落した。S&P500種指数の2.4%安よりも下げ幅が大きく、メイシーズやJCペニー、ベスト・バイ、ラルフローレンはいずれも3%超下げた。小売株指数は先週、トランプ大統領が中国製品に追加関税を課すと表明したのを受けて3%下落していた。  アナリストらは、今週後半から発表が始まる小売セクターの四半期決算の内容によっては、売りが一段と膨らむ可能性があると述べている。