ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は22日、都内でトランプ政権下の米国と国際社会をテーマにしたトークイベントを開催した。来日したジェラルド・ベーカー前編集局長(エディター・アット・ラージ)とチーフコメンテーターのジェラルド・F・サイブが米中貿易協議や米国の対日政策、2020年の米大統領選などについて語った。両氏は米中貿易協議について、根本的な立場の違いやトランプ大統領の予測不可能な言動により、早期合意は難しいとの見方を示した。対日通商政策では、今後も何らかの形で市場開放を求めていく公算が大きいと指摘。ドナルド・トランプ大統領の国賓としての来日や6月に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議への出席などはポジティブだが、その間も米当局は日本に対して譲歩を求め続けるだろうと述べた。2020年大統領選は前回選挙と同じく接戦になると予想している。
トランプ氏の通商政策、日本に「困難な選択」迫る
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