自動運転車から小包を運ぶ歩行ロボットの姿が来年にも見られるかもしれない。米自動車大手フォード・モーターと新興企業アジリティー・ロボティクスは新たな共同事業で歩行ロボットを使った実験に取り組む。アジリティーのダミオン・シェルトン最高経営責任者(CEO)によると、両社は来年の早い時期に、車両から玄関先まで直立歩行できるロボットを載せたフォードの自動運転車を最大で100台展開したい考え。フォードの広報担当者アラン・ホール氏は、この自動配達モデルの試験的なプログラムを共同で実施することを目指すとしつつ、詳細な予定が確定するのは調査がさらに進んでからになるとの見方を示した。フォードのケン・ワシントン最高技術責任者(CTO)のブログへの投稿によると、アジリティーのロボットは階段を上れるほか、芝生も横断でき、最大40ポンド(約18キログラム)の荷物を運べるという。