電話をするのは時代遅れで、仕事ができない証拠?
数年前、いくら携帯電話をかけても出ない仕事相手から、「電話は苦手なので、メールにしてください」と連絡がきたことがある。携帯電話は、いまや仕事や生活の必需品。その時は、「そういう人もいるんだな」くらいに思っていたが、最近では携帯電話に電話がかかってくることを「迷惑」と感じる人が増えているようだ。銭湯で風呂に入ることが迷惑、といった言い分と同じような矛盾と理不尽さを覚える現象だが、いったいどういうことなのだろうか。
1つには、スマートフォンの普及やメールやメッセージアプリの機能向上が背景にある。現在では、スマートフォンで添付の文章や画像を確認することができるため、とくに仕事においては、いつでもどこでも相手の用件を理解することができるのだ。