【ワシントン】米最高裁判所は28日、インディアナ州の人工妊娠中絶に関する法律を巡り、性別や人種、障害を理由とする中絶を禁止することはできないとする下級裁判所の判断を支持する一方、胎児の遺体の扱いについては同州の規制を認めた。 最高裁判事は今回、注目されている中絶に関する訴訟で、明確な立場を示すことを避けた格好で、内部の微妙な歩み寄りの産物のようだ。公表された意見書では、判事は当面、いずれの法律についても違憲性を検討する準備が整っていないと強調した。