米バージニア州のラルフ・ノーサム知事(民主党)は4日、銃規制の立法措置のための臨時議会を招集する方針だと述べた。先週31日に同州バージニアビーチ市庁舎で乱射事件が起き12人が死亡したことを受けたもの。同知事は銃規制の広範な改正を求めるとしており、銃購入者全員の経歴を調査するとともに、地元当局が市庁舎内などで銃器を規制する権限の拡大を目指す方針。記者会見では「思索と祈りではなく、投票と法律を求める」と述べた。同氏の広報担当者によると、6月末までに臨時議会を招集する意向だという。州議会は共和党が僅差で過半数の議席を占めている。ノーサム氏は、10発を超える弾丸を装てんできる弾倉の禁止を含む銃規制の措置をとるよう1月に議会に迫ったが、議会が行動を起こさなかったと非難している。同氏は、自身の提案は過激ではなく常識的であり、個人の銃保有の権利を保証した合衆国憲法修正第2条に反しないと述べている。
バージニア州知事、銃規制強化目指し臨時議会招集へ
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