不動産価格は、ある明確な因果関係で決まるものなのだ。だからこそ、今後4年ほどは価格が下がることは考えにくい。価格高騰の波に乗り遅れた人であっても、これから下がらないならば、積極的に買う理由があると考えた方がいい。今は「買い時」なのだ。

「持ち家」を促す
家賃値上げラッシュ

 それだけではない。現在のトレンドとして、家賃の値上がりが顕著になりつつある。詳しくは当連載の過去記事「東京を襲う家賃の値上げラッシュ、賃貸居住者が家計を守る心得」を参考にしてほしい。

 この傾向は今後緩和するどころか、悪化する可能性が高い。賃貸に住んでいる人は、引っ越すにも家賃は上がるし、住み続けていても更新時に値上げ交渉が入る。それも大幅になったら、家計へのインパクトは大きい。値上がりは景気が少々悪化しても、それに逆行して進むだろう。賃貸は「引っ越すも地獄、引っ越さないのも地獄」の状況にある。だからこそ、持ち家の取得が不可欠なのだ。

 賃貸と持ち家のどちらが有利というのも、実は決まっている。圧倒的に持ち家だ。詳細は当連載の過去記事「住むなら持ち家か賃貸か?永遠のテーマに決着をつけよう」を参照してほしい。こうした現実を知らずに賃貸に住み続けると、持ち家に住む場合と比べた一生分の損失は3000万円を下らない。生涯獲得所得が2.5億円の時代に1割以上の差が出るのだから、インパクトは想像以上に大きい。年収を生涯で1割上げるのは大変だが、資産は勝手に値上がりしてくれるので、知識さえあれば実行するのは難しくない。