米アイオワ大学ティッピー・カレッジ・オブ・ビジネスで5月に経営学修士号(MBA)を取得した42人は、160年の歴史を持つ同カレッジの一時代の終わりに立ち会った。フルタイムのMBAプログラムで最後の卒業生となったのだ。  米国ではこれまでビジネススクールの中核を成してきたフルタイムのMBAプログラムを打ち切る学校が増えており、ティッピーはその一例にすぎない。この潮流の背景には、より履修期間が短く専門化した修士課程やオンライン課程の人気が高まっていることがある。